サツマイモ

サツマイモ(薩摩芋)

(ヒルガオ科)

 

英語 sweet potato

フランス語 patate(douce)

 

  • 食材の健康効果

・食物繊維が抜群。便秘解消。

・ビタミンCはイモ類で最高。抗酸化作用。

・カリウムも豊富。高血圧予防、むくみ防止。

 

  • 栽培方法
  1. 畝(肥料)・追肥(化成肥料)
  2. ・化成肥料100g、堆肥2kg(およそ1平方メートル当たり)
  3. 苗植え(5月中下旬)・苗は水につけて、生きを良くしてから植えつける。(図解)
  4. (植え方)船底型が一般的。
  5. ・苗の選び方:茎が太く、しなやかで葉の数が多いもの。

 

  1. 手入れ(写真)
  2. 6月中下旬ごろに、雑草刈り。葉が繁茂してきたら、下の写真のように「つる返し」して、栄養を根にまわす。
  3. つるから出た根を引きはがし、苗から出た根にのみ葉からの栄養分を回す。

収穫(秋、霜の前)10,11月ごろ

→保存は、日陰で、風通しが良い場所に数日間置くこと。数週間後には、デンプンが糖に変化して甘みが増す。

 

  • 病害虫

ヨトウムシ

豆知識 サツマイモは茎、それとも根なの?

サツマイモの栽培(さいばい)は、サツマイモの くきを畑のうねにさすように植(う)えつけます。くきから根が出てきて、サツマイモがいくつもぶらさがるようにできてきます。つる返しのときに、よく見ておこう。では、ジャガイモはどちらなの?

(リンク)理科クイズ(生命)

https://kids.tokyo-shoseki.co.jp/kidsap/kids_rikaquiz/rokunen03.html#q_link16

 

  • 簡単調理法

 

カボチャ

英語 pumpkin

仏語 citrouille

 

  • 食材の健康効果

食物繊維が豊富、便秘、コレストロール抑制

βカロテンが豊富、がん予防、老化防止

ビタミンEが豊富、老化防止、冷え性解消

カルティンによる眼精疲労などの予防

→高齢者には、希望の食べ物だね!

 

  • 栽培方法
  1. 種まき

・敷き藁があると、なおよい。

2定植

(苗)4月から5月上旬(地温15℃以上)に植え付け。

・定植は間隔50cmほどあるとよい。(成長が早い)

・カボチャは土を選ばないので、庭のすみでも垣根に這わせてもよい。

3手入れ

・着果率を高めるため、人工授粉や複数の苗を定植するとよい。

・人工受粉は朝方がよい。雄花の花粉を雄しべごとちぎり取り、雌花の雌しべに雄しべをこすりつけ、花粉をつけるとよい

→(雌花)

写真を拡大してください。虫がいますよ。

→雌花の受粉後(虫が受粉を仲介)

4収穫

・開花後、30日から40日目が目安。

・果梗部がコルク化する頃。

・果皮に小じわができ、緑化が目立つ頃。

 

◆病害虫

■簡単料理

カボチャ のスープ(食卓に一品)

 

カボチャの 煮付け

 

◆栽培日誌

・カボチャにとって、暑さは元気のもとなのか。

今年の夏は、猛暑続きで、畑は全滅という悲鳴が聞こえる中、私の菜園も事に漏れず、惨、憺たるもので、暑さに強いと思っていたキュウリの苗木が畑に移植したとたん枯れてしまった。早朝の水やりなど手を尽くしたが、逆に日中の猛暑で熱湯を注いだ結果になってしまった。そこで、カボチャが南瓜と漢字に書くように、熱帯を連想して、苗木を跡地に移植することにしたのだ。それが当たったのか、みるみるつるを伸ばし、巨大な黄色い花を猛暑にめげず、寧ろいい湯加減のごとく、そのつるをのばし、他所の空き地で我が物顔に繁茂する結果になった。ところが、花の勢いにくらべて、実を結ぶ結果が得られず、捨てておけとの気分におおわれた。ところが、繁茂するカボチャ畑に足を一歩踏み込んだところ、伸びたつるの先端に近いところで大きなカボチャの果実に躓くという幸運に恵まれた。以後、果実があるはずとの確信が芽生え、ゆとりが出来たのか、受粉を自然にまかせない方法を次はやってみようと思い至った。何事も「経験」が大切なことを一人納得していた。

・何でもやってみよう!おもわぬ結果が。

経験を超えて、受粉を確かにするために、苗を畝に複数(この場合は2本)並べ、栽培。思いつきだが、オリーブの苗木に実をつけるには、複数の苗木が必要と聞いていたので、カボチャも同じようにしてみた。それが当たったのか、見事、自然受粉に成功した。失敗事例を身近に聞いていたので、闇雲にでも、オリーブの受粉の話が生きていたと、一人ほくそ笑んでみた。

・関わりが強すぎて、その心は絵にしたくなることに決着!

→アプリボワゼ(apprivoiser)し過ぎて、狐が耳元で囁いているのかも。

・またビックリ!

2本の苗木で10個のカボチャを収穫することが出来たのには驚いた。 また、市場では1個の半分近くで、およそ400円もしているのです。これにもビックリ。

 

 

 

 

 

 

 

イネ(稲)

英語 rice

フランス語 riz

 

  • 栽培方法

準備;バケツ、培養土、肥料、種もみ(実がつまって、重いもの)→種まき前に、種もみを水(塩水)に浸け、水に沈んだものを選ぶ)、

種もみから発芽したようす

種まき(春、桜の咲く頃)

  1. バケツ、に、三分の二ほど培養土と肥料を入れる。(土を入れたら、バケツを叩いて、土が締まるようにする)
  2. 土の表面に種が縦に2個ほど入る穴を3つほどあけ、それぞれの穴に発芽した種をまく。
  3. 土の表面が水に浸される程度まで水を入れる。

②手入れ

  1. 苗が10cmぐらいになるまで、水面(水の深さはおよそ5cm程度)が乾かないようにする。
  2. その後一本の苗から茎が増えてくる(これを「分けつ」という)ので、分けつが終わる頃まで水やりを続ける。この時期は、水をたっぷりやると同時に、追肥を行う。
  3. 分けつが終わったら、一週間ほど水を抜き(「中干し」という)、土の中に空気を取り入れる。その後、また水を増やし水深が5cm程度になるように水を増やす。
  4. その後、稲の茎から穂(ほ)のもと(幼(よう)穂(すい))が出来はじめ、花が咲き始める。
  5. 穂の上の方から咲き始め、1週間ほどで受粉(じゅふん)を終了する。
  6. 収穫(9月)
水田では

・穂が黄色く色づいたら、根本から刈り取り、天日で干す。

バケツの中の稲穂(収穫前)

・籾(もみ)をすり鉢(はち)に入れて、野球ボールなどでこすると籾殻(もみがら)がとれて玄米(げんまい)になる。

・さらに白米(はくまい)にするには、ビンに玄米を入れて、棒でつつい白い米になるまでつつく。

これを精米(せいまい)といいます。

 

  • 豆知識

・種もみの入手先は、下記の通り。

「バケツ稲づくり事務局」

〒102-8409

東京都千代田区一番町123-3 日本農業新聞社内

Tel.03-6281-5822 FAX 03-6281-5858

 

◆栽培日誌

分けつが始まり、穂の元(幼(よう)穂(すい))ができはじめると、またたく間に花が咲き始めます。毎朝眺めるのが楽しみになります。弱々しかった茎から諦めていた穂のもとが見え始めると、栽培していて良かったとの喜びが湧き出てきます。「種もみ」さん、有り難う。

アスパラガス

英語 asparagus

フランス語 asperge

 

  • 食材の健康効果

ビタミンAからE,及びアスパラギン酸を多く含み、身体の新陳代謝を促す。

  • 栽培方法

①種まき

→種まきから収穫まで3年かかる。なお、種苗屋で苗を購入した場合は、翌年の収穫ができる。

・2月、3月にポットに種をまき苗作り。なお、夏は水やりを欠かさず、枯らさないようにする。

 

③畝(うね)づくり

・収穫まで足掛け3年かかるので、畝は広い場所を確保する。

・土づくりでは、苦土石灰は、1平方メートル当たり、3握り(およそ150g)の量、堆肥は1平方メートル当たりおよそ3kgを施す。

・畝は高畝にし、水はけをよくする。

 

④手入れ

 

(花が咲く)→下の写真の白い部分を拡大してみてください。白い花がいっぱい咲いています。

 

・越年して、翌年、苗(苗づくりに足掛け2年)を畑に移植。

・その年は、収穫せずに翌年の収穫を待つ。冬場は、枯れた地上部を切り取り、肥料をあたえて根を太らせる。なお、切り取った枯れ枝は焼却などして畑に残さない。

⑤収穫

3年目の春(4月から7月)に収穫

★収穫は10年以上続けることが出来るので、長期を視野に、栽培場所を管理することが必要である。

 

 

◆病害虫

茎枯れ病(とくに梅雨や台風時期)→難逃れには敷き藁が効果的

 

  • 豆知識

原産地: ヨーロッパ(南欧、南ロシア)

 

ミズナ(葉菜類、アブラナ科)別名:京菜(きょうな)

学名;Brassica rapa var .laciniifolia( Brassica rapa nipponosica)

英語:mizuna (potherb mustard)

フランス語:mizuna

食材の健康効果

水菜(京菜)に多く含まれる、βカロテンによる抗酸化作用によっての老化防止およびがん予防への効果が期待される。また、含まれている栄養成分ビタミンCによる風邪予防、カルシウムによる貧血予防、カリウムによる血圧上昇の抑制に効果ありとされる。

  • 栽培方法

①土づくり

堆肥バケツ1杯/1㎡、化成肥料:3握(にぎ)り/1㎡(1握りは、およそ70g)

②畝づくり

畝幅 約60cm、株間 間引き後、25-30cm

③種まき

秋(9月上中旬から)

・不織布をべたがけして、虫が入らないようにするとよい。

条まき(小株採り)、点まき(大株採り、1箇所に5粒ほど)

④手入れ

暖かい日に、ときどき水やり(出来れば敷き藁を敷く)

追肥は窒素肥料を中心にする。

・適温は15℃から25℃なので、秋から春が栽培に適している。夏の高温と違って虫も付かず栽培しやすい。なお、高温期に栽培するときは、トンネル栽培にして害虫が付かないようにするとよい。

・連作は不向きであると同時に、前にキャベツ、白菜などのアブラナ科の野菜を栽培していないかも注意が必要。

○病害虫

アブラムシ(マラソン乳剤1,000倍液の散布)

  • 豆知識

水菜は「水入(みずいり)菜(な)」とも言われるように、水やりが欠かせない。とくに苗の小さいうちは、水切れしないようにとくに注意が必要。

京都が原産地なので「京菜」と呼ばれた。関東では「京菜」、関西では「水菜」とよぼれていた。

  • 簡単調理

サラダなど(シャキシャキしていておいしい)

コマツナ(小松菜)(葉菜類、アブラナ科)

 

英語:komatsuna

フランス語:komatsuna

 

  • 食材の健康効果

カルシウム、ビタミンA、ビタミンC、食物繊維に富む。

 

  • 栽培方法

①土づくり

堆肥1-2g、化成肥料100g、鶏糞100g /㎡

②畝づくり

幅 :60cm

高さ:20cm

③種まき

4月から10月(病害虫を考えると9月中旬から10月中旬が最適。

筋蒔き:深さ1cmのまき溝を2本掘り、1cm間隔で種まき。薄く土をかける。

④手入れ

3月、10月蒔きでは、ベタがけ用の不織布でおおうと、防風、保温、病害虫対策に効果あ

り。

間引き:本葉1,2枚のときと、5,6枚のときの2回間引くとよい。

⑤収穫

種まきから30日―40日後

 

○病害虫

アオムシ、ヨトウ、アブラムシ、コナガどな:寒冷紗や不織布をトンネル状におおって駆除するとよい。

発生の場合は、DDVP乳剤、1000倍に薄めたものを散布

 

  • 豆知識

原産地:中央アジアから北ヨーロッパに分布

 

  • 簡単調理

おひたし

和え物

小松菜のオイル蒸し、餃子

 

トウモロコシ (果菜類、イネ科)

 

英語 corn

フランス語 mais

 

  • 食材の健康効果

外皮の食物繊維、黄色素ゼアキサンなど、便秘解消、視力改善に効果あり。

 

  • 栽培方法

①土づくり

元肥:堆肥3-4kg、化成肥料100-120g、石灰100-120g /1㎡当たり

追肥料:化成肥料30g /1㎡当たり

②畝づくり

幅 90cm

③種まき

4月中旬から5月中旬

1か所3粒、深さ3mm

→他家受粉しやすいように前後左右から受粉しやすいように複数列にする。

④手入れ

本葉3-4枚ごろ、一本立ちに間引く。

雌穂は絹糸が出始めた頃までに、大きくなりそうな上部2つを残して、他は間引く。

雄花(花粉)

雌花

⑤収穫

絹糸が、褐色になったら収穫。(絹糸が出てから、およそ3週間くらい)

009

→トウモロコシのひげ(絹糸)とは

トウモロコシのひげ(絹糸)の1本1本は,実(み)のひとつひとつの粒(つぶ)につながる花粉管(かふんかん)(花粉をめしべの子房(しぼう)にとどける管(くだ))にあたります。私たちが食べているトウモロコシのたくさんの粒は,ひとつひとつが種子(しゅし)なのです。

→(リンク)理科クイズ

https://kids.tokyo-shoseki.co.jp/kidsap/kids_rikaquiz/gonen03.html#q_link05

○病害虫

アブラムシ、アワノメイガ、アワヨトウ

 

  • 豆知識

原産地:メキシコからアメリカ北部

 

  • 簡単調理法

トウモロコシの塩炒め煮

トマト(果菜類、ナス科)

英語 tomato

フランス語 tomate

 

  • 食材の健康効果

成人病でもある高血圧、動脈硬化、肥満などの予防に効果がある。

また、人体内では作れない「リコピン」という成分が含まれていて、その抗酸化作用(体内に蓄積されている活性酸素を消す)は癌の予防効果に効くといわれ、注目されている。なお、赤い色素のリコピンは、トマトを油と一緒に加熱した方がよい。海外では、一般に煮込んで食べる国が多いと聞く。例えば、フランスでは「愛のリンゴ」、イタリアでは「黄金のリンゴ」と呼ばれるのもお国柄か。

 

  • 栽培方法

①苗づくり

本葉が7-8枚あって、花は蕾が咲きかけの、がっちりしたものを選ぶ。

②土づくり

堆肥2-3kg/, 化成肥料100-200g/, 石灰100-200g/ 1㎡当たり

③畝づくり

畝幅1m、苗の間隔50cm

④定植

4月中旬から5月中旬トマト

 

・支柱でしっかり支える。

・敷き藁をして、水をたっぷりやる。

・排水をよくする。

⑤手入れ

・真っ直ぐなるように、わき芽を早く取る。主枝1本仕立てにするのが一般的。

・わき芽をそのままにしておくと、伸びる芽に栄養を取られて実が大きくならなかったり、また、やぶのようになって風通しが悪くなるなど、病害虫の発生も多くなる。

⑥収穫

7月から8月

・花が咲き始めるトマトの花

・実がなったころから、追肥料を3週間おきぐらいに実施。

⑦灰色カビ病、ネキリムシ

  • 豆知識

ナス科の品種、たとえばナス、トウガラシ、ジャガイモなどとの連作をしない。

原産地:アンデス山脈、南米ペルー、エクアドルの標高3,000mの高地。コロンブスの新大陸発見後、ヨーロッパに広がる。

  • 簡単調理

ブイヤベース

野菜サラダ

丸かじり

エダマメ(大豆)果菜類、マメ科

英語 green soybeans

フランス語 soja

 

  • 食材の健康効果

「畑の肉」と言われるほど、良質のタンパク質に富んでいる。

ビタミンB1が多く、体力回復に効く。

サボニンは、発がん防止、イソクラボンは生活習慣病予防。いずれも、強い「抗酸化作用」があり、脂質の参加を抑制するため。

  • 栽培方法

①種まき

4月から5月ごろ

直播(じかまき)の場合、一か所2粒、2cm程度の深さに蒔(ま)く。なお、ハトに食べられないように寒冷紗のべたがけか、ポリ鉢に蒔いて、本葉2-3枚ごろに定植する。

②土づくり

肥料:堆肥1kg/1㎡当たり

③畝(うね)づくり

幅50cm、高さ20cm、株間20cmくらい

④手入れ

開花のときと、その後2週間後くらいに土寄せする。

開花、結実期には、水やりをする。

⑤収穫

7月から8月

莢(さや)が膨(ふく)らんで、莢を押さえると実が弾けるくらいのとき。

○病害虫

アブラムシ、コガネムシ

  • 豆知識

原産地:中国北東部、弥生時代初期に中国から渡来。

五穀の1つ。

縄文時代から栽培。

「エダマメ」は大豆の未熟な実を早採りしたもの。

「枝豆」の由来は、「枝に付いてままで茹(ゆ)でて食べた」ことにはじまる。

「まめ」の語源は、「魔滅」(まめ)が有力。

  • 簡単調理法

枝豆とエビの梅みぞれ和(あ)え

キュウリ(胡瓜)果菜類、ウリ科

●食材の健康効果

①カリウムが多く含まれているため、「むくみ」の解消効果がある。また、利尿が促進され、体内に蓄積された塩分の排泄を促すなど高血圧を予防する働きがある。

  • 脂質分解酵素である「ホスホリパーゼ」が含まれていることが最近分かった。
  • 漢方的に、身体を冷やす効果があり、夏バテ予防など「夏野菜」として最適。
  • 免疫力を強化するので、風邪の予防に効く。
  • 肌や皮膚の老化防止に効く、ビタミンCが含まれている。美容に役立つ。

 

  • 栽培方法

①種まき:苗床またはポット。

苗:本葉3-4枚ついた苗を、5月中旬から7月末に定植。

②栽培での留意点

堆肥を十分に与える。深く耕し、土をよくする。

・堆肥 3kg,石灰 100-150g,鶏糞 300g、有機配合肥料 250g /1㎡あたり

・追肥:高度化成肥料(窒素、リン酸、カリの含有総計が30%以上)

肥料切れに注意する。

キュウリは、成長が早く、苗の定植から収穫まで約30日、種まきから約60日という短期間で生育。

③定植

ポリ鉢がちょうど隠れるぐらいの深さに植える。

胡瓜

苗床等から畑の畝に移し替え、敷藁をしてたっぷり水をやる。

支柱栽培では、本葉が6,7枚ぐらい出たところで、倒れないように支柱(合掌式、U字式)を立て、紐などで固定する。

  • 世話

雌花が咲いたら、1週間から2週間ごとぐらいに追肥料して、肥料切れにならないように注意する。

胡瓜の花

水やりは、乾燥しないように随時行う。なお、水はたっぷりを心がける

・株が衰えると、曲がり果ができる。肥料や水が切れないようにするのが、長く収穫するコツである。胡瓜の花2  キュウリの実と花

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○病害虫(防除農薬例/商品名)基本は「耐性」の強い品種を選ぶ。

ウリハムシ→葉を食べ、穴だらけにする。(ダイアノジン粒剤)

べト病→梅雨時に発生しやすい。病斑を生じ、黄色に葉の裏に灰色のカビがはえる。(ダイファー水和剤など)

ウドンコ病→やや、乾燥気味で、やや寒いときに発生しやすい。うどん粉のような白い粉が生じ、時間がたつと灰色から黄色になり、ひどい時には枯れてしまう。(ポリオキシンAL水和剤など)

アブラムシ→芽の先や葉の裏側について汁液を吸収する。(マラソン乳剤など)

 

  • 簡単料理(写真023,024,025とキャプション)

・ねぎザーサイで和える。

・しそふりかけで和える。

・からし酢みそをつける。

 

★豆知識:インド北部、ヒマラヤ山麓原産。

キュウリの歴史は古く、今から4,000年前のメソポタミアで盛んに栽培されていた。インド、ギリシャ、エジプトでも栽培された。なお、日本でも平安時代から栽培された。なお、ウリ科の植物は縄文時代の遺跡からもその痕跡が見つかっており奈良時代の万葉集にも登場している。なお、胡瓜の「胡」の字は、シルクロード経由であることを示唆している。

 

参考:

「野菜の作り方」草加市農業振興協議会(平成9年3月)

別冊「やさい畑」野菜づくり名人の秘訣、家の光協会(平成22年12月)

「野菜作り「コツ」の科学」講談社(2018年7月)